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脳細胞の働きと自己改革

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 1  手術で切断された神経の回復
 私は、これまで何回となく、「安心サポートネットが、地域住民の皆さんの信頼を得て、今後とも益々充実・発展していくためには、各会員とも、それぞれの自己改革が必要である。」と強調してまいりました。
 ところで、最近ある出来事を経験して、「熱意さえあれば、自己改革は、誰でもできる。」と強く実感しましたので、その事例を紹介して、皆さんが自己改革に取組まれる際の参考にしていただきたいと思います。

 このNPO後見雑記帖の冒頭、「見守り役が元気を貰う。」というテーマで、ブログを書きましたが、その主人公をご記憶でしょうか? Bさんです。
  
 今から3年前、Bさんが福岡本部を尋ねてきて、「脊髄の奇病にかかり、何時寿命が尽きるか判らない。是非私の見守りをして欲しい。」と依頼した本人です。そこで、言われるまま、私が本人の見守り役になって、見守りをするはずだったところ、本人は何時も元気で、愉快、逆に、「見守り役が元気を貰った!」という話です。

c0166418_2039061.jpg ところが、本年2月、W病院の医師の診断で、この奇病の原因が、本人の脊髄内にできた腫瘍だと判明しました。そこで、直ちに本人は腫瘍の摘出手術を決意、W病院に入院して、摘出手術を受けました。しかし、術後の担当医師の説明によれば、「腫瘍は脊髄内だけでなく、外にもはみ出ていたので、その完全摘出には、脊髄内を通る神経を切断せざるを得なかった。」とのこと。その結果、右下肢には神経が通らず、右下肢が動かなくなった。これには本人も大変なショックを受け、奈落の底に落ちたように、極度に嘆き悲しんだわけです。

 この状況を目の当たりに見た私は、「必ず神経は繋がると確信して、一生懸命リハビリに専念したらどうか!」と励ましました。真剣なリハビリ治療を続けた結果、4月末には、杖を突いて歩けるまでに回復、その後の回復は全く驚異的で、5月末には杖を突いて階段を上るまでに、7月中旬の退院時には、ゆっくりした足取りながら、杖を使わず、自力で歩行し、神経も順調に接続する見込みとなりました。 まるで神仏の加護を一身に受けたようでした。

 2 自己改革と脳細胞
 ところで、話は180度転換しますが、「自己改革とは、自分の仕事に必要な脳細胞の働きのうち、不活発な脳細胞の部分を育て、活性化することだ。」と思います。
 一般論ですが、大部分の皆さんが5,60歳までに修得された能力は、組織での命令や指導若しくはマニュアル化した仕事をきちんと処理する能力で、その主役は記憶力中心の脳細胞の働きだと思います。
 
 ところが、当法人の「後見人の受任、指導及び育成事業」に取組んで、成果を上げる能力は、記憶力中心のきちんと仕事を処理する能力とは全く異質のもので、例えば、問題解決力、折衝力、企画力、実行力、挑戦力等ですから、その主役は創造力中心の脳細胞の働きです。

 従って、会員の皆さんの脳細胞の働きを記憶力中心から、創造力中心に転換することが「自己改革」で、この自己改革には、創造力分野の脳細胞を育て、その働きを活性化することが必要です。

 ところが、60才台,70才台の会員の中には、今更新しい能力を育てることは無理だと言う人がいます。しかし、切断された足の中枢神経でも、足を使うリハビリに専念すれば、延びて接続します。新しい能力を使い込めば、そこに新しい脳細胞が育ち、活性化することは、医学の世界では常識です。このことは、相当高齢に達しても、自己改革が可能なことを示しています。

 皆さん!人生これ勉強!この意味で、自己研鑽を積んで、自己改革を行うことこそは、成年後見制度の活性化に思いを馳せる当会員の使命だと思います。
 
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by seinen-kouken | 2009-08-11 23:58