<   2010年 05月 ( 1 )   > この月の画像一覧

祝辞 新しい門出のNPO法人熊本を激励する!

 
1 NPO法人成年後見安心サポートネット熊本が、九州のど真ん中に位置する熊本市において去る3月23日設立の登記を完了し、本日ここに 目出度く創立総会を迎えられたことを心から祝福したい。
 翻ってみると、昨年6月から9月にかけて当法人安心サポートネットが主催した熊本版成年後見 人等育成研修の修了者が相語らい、熊本の地に「高齢者・障害者の人権を守り、その生活を支える NPO法人熊本を創ろうではないか」と発起一番、設立を決断して、精力的に諸準備を進めてきた 皆さんの崇高な使命感と情熱に対し、強い感銘を受けるとともに、設立に向けた並々ならぬご尽力 に対して深甚なる敬意と謝意を表したい。

2 本日の創立総会は、重要案件が目白押しで、いずれの議題も、NPO法人熊本を運営するための組織や重点施策又は基本的処理システムを決定するために不可欠なものばかりである。NPO熊本が、その事業をどのように展開すれば、成年後見制度の活性化につながり、どのように活動すれば、地域の皆さんの信頼を得ることができるか、是非、この観点から十分な審議を尽し、有意義な 結論を得ていただきたい。 

3 ところで、この総会が終了すれば、このNPO熊本の全体像と進むべき方向がはっきりと見えてくる。おそらく、皆さんの審議を経て誕生するNPO熊本は、すべてが幼稚で、よちよち歩きの頼 りないNPOだと思う。しかし、このNPO熊本は、他の法人に見られない優れた資質や武器をもって誕生してきたことも事実である。

4 第1に、すべての法人は、財政基盤の確立なくして存立できないが、このNPO熊本は縦の組織 は弱体でも、事件受託拡大チームという安定した財政基盤造りに貢献できる、素晴らしい横の組織を持っていること。
 第2に、すべての法人が円滑に事業展開を行なうには、その展開に必要な貴重な処理システムやノウハウを取得することが必要であるが、このNPO熊本は、兄貴分に当る当法人から創意工夫をして創り上げた処理システムやノウハウの供与が約束されていること。
 第3に、何にも増して、このNPO熊本は、旺盛なボランティア精神と社会奉仕に対する情熱を もった優れた人材の集合体であること。

5 ところで、このように優れた資質や武器をもったNPO熊本でも、ただ漫然と活動するだけでは成功することはあり得ない。これからは、氷の上に座るような厳しい環境に置かれると思う。
 成功するための条件としては、まず第1に、氷の上にも3年、どんなに苦しい時でも、忍耐強く我慢して、会員の皆さんが一致結束して、直面する困難を克服すること。 第2に、会員全員が明る く刻苦勉励して、処理能力の向上と強靭な使命感の涵養に努力し、地域の皆さんの信頼を勝ち取ること。

6 会員の皆さんは、是非とも、これらの条件を見事にクリアして、NPO熊本を素晴らしい法人に大きく育て上げていただきたい。
 なお、当法人も、引き続き専門家の派遣による業務処理の支援や専門的知識やノウハウの供与等 あらゆる方策を講じて、一日も早くNPO熊本が自立するよう手助けしたいと考えている。

7 更に、NPO熊本の注目点を付言すれば、市民後見人の育成は、緊急の全国的課題であり、全国 的に見ると、現在、東京都の区や大阪府等の社会福祉協議会でも、市民後見人を育成中である。従 って、このように、「社協等育成型の市民後見人」と、市民がNPOを立ち上げて、NPO自身が 市民後見人を育成する「独立型の市民後見人」と2つのタイプがある。NPO熊本が市民後見人の 育成に成功すれば、全国では当法人に次いで、2番目のNPOによる「独立型の市民後見人」が誕 生する。そして、この方式で、多数の市民後見人を育成できることが証明されれば、新しい事業モ デルになる。この点からも、是非成功して欲しいと思う。
 
[PR]
by seinen-kouken | 2010-05-23 12:19 | NPO