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飛躍を目指し新しい分野に挑戦しよう

 1 順調な充実・発展
 当法人は、成年後見制度の活性化を旗印に設立して、はやくも、11年が経過しました。この間、当法人は、幾多の困難に挑戦しながらも、これを克服し、順調に充実・発展を遂げ、もって、地域社会に寄与できていることを大変嬉しく、また、誇りに思います。これも、一重に当法人の役員や会員の皆様、並びに、陰に陽に温かいご協力をいただいている多数の支援者の皆様方の並々ならぬご尽力の賜物であると、心から敬意と謝意を申し上げます。
2 高齢者・障害者・・・厳しい環境
 ところで、我が国の経済は、長く低迷していましたが、大胆なアベノミクスが実施されて、見事に息を吹き返し、消費税増税の落ち込みも回復し、景気の上向きが伝えられています。しかし、他方では、高齢者・障害者の福祉と権利擁護に関する環境は、一段と厳しさを増しています。10年後に迎える「後期高齢者2.000万人社会」において持続可能な介護保険制度を確保するため、「地域包括ケアシステムの構築」のための施策が、着々と実行に移されているところです。
3 事業業績の総括
 このような状況下において、当法人は、第1に「後見人等の受任拡大及びその条件整備」、第2に「人材の育成」、第3に「地域後見の実現」の3つの重点目標を設定して、鋭意その実現に努力してまいりました。
  その成果はどうだったか?5月30日開催の第11回通常総会における事業報告では、「事業業績面では、ほぼ横ばいで推移したものの、「受任拡大の条件整備」や「人材育成」の面では、かなりの前進が見られたため、来期以降の事業展開に明るい見通しが出てきた1年だった。」と総括しています。
4 ・すべての基盤づくり・・・システム指針の完成
 このような将来に希望の持てる総括がなされた理由は、当法人が、長年の最重点施策として取り組んできた施策、すなわち、「当法人における後見実務と指導・監督システム指針」(以下、「システム指針」という。)の策定が、実質上完成したことが大きな要因であると思います。このシステム指針は、当法人が行う後見人等の受任、後見事務の適正・円滑な処理、指導監督の面は言うに及ばず、無料相談、市民後見養成研修等の各種研修等、様々な分野で大いに活用されて、スムーズな事業遂行に多大な貢献をしているからです。
  このことを換言すれば、このシステム指針が後見開始から死後事務に至るまで後見事務処理全般を網羅して、単なる「指導指針」としての機能にとどまらず、「考える力を養う処理マニュアル」の機能も持っているため、当法人が行うすべての事業の基盤(礎)としての役割を果たしているからです。ここに、一応未成熟ながら、当法人は、その基盤づくりができた!ということになります。
  また、当法人の事業収入も毎年黒字を維持、損害賠償準備金も相当程度積み上がり、財政的に安定してきたことも、基盤づくりに一役買っています。
5 任意後見受任体制の整備と新NPO法人の設立
 このような基盤づくりを土台にして、当法人の更なる飛躍を目指し、26年度において次に述べる新しい分野に挑戦する準備を行い、これが着実に前進したことで、前述の将来に希望の持てる総括になったわけです。
  第1は、法定後見から自己決定権の尊重の理念による任意後見へ当法人の軸足を移すことを目的とした「会員による任意後見受任体制の整備」です。
任意後見研究会における研修を強化し、任意後見のシステムや任意後見契約(移行型)の締結方法、留意点等を履修して、受任及びその支援のできる人材の育成を図ってきました。
  第2は、生活支援事業、死後事務処理等を事業目的とするNPO法人の設立です。広く地域社会の人達を対象に死後事務サービス及び「生活支援サービス」を提供するためには、NPO法人化は必然の成り行きで、そのため、死後事務研究会では、法人化及び生活支援等の各種サービスのノウハウについて検討してきました。
 当法人の27年度事業計画では、引き続き新しい分野である「会員による任意後見受任体制の整備」と「死後事務研のNPO法人化」に挑戦して、その実現を図ることになっています。
前者では、会員による任意後見受任の試行等を実施して、本格的な受任体制を整備するための新たな準備作業を行う計画であり、後者では、NPO法人の設立を終え、少なくとも発足当初から事業活動を展開し、事業運営の基盤づくりをする計画です。
6 大きな転換点
 当法人は、新しい分野に挑戦する決断をしたことにより、大きな転換点に差し掛かっています。この2大施策を実現し、円滑な軌道に乗せるためには、多くの困難を克服し、耐えがたき苦労に耐えることが必要です。また、新しい分野に挑戦するには、「安心サポートネットの文化」と「情熱」を持って臨むことが、成功の鍵だと思います。成功した暁には、当法人には、今まで見えなかった社会貢献の素晴らしい景色が見えると思います。読者の皆さんと一緒に是非とも、その景色を見たいものです。
青春とは年齢ではない。青春とは何時までも青年のような好奇心と胸の奥に沸々とたぎる情熱のある限り、青春である。   以 上
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by seinen-kouken | 2015-07-07 17:52